観光案内
豊会館
北海道松前貿易を繁栄させた近江商人
今から約200年前の江戸時代幕末の頃、一人の青年がここを出て北海道に渡りま した。呉服店の見習いから、柏屋という屋号と又十の商標の呉服屋を創って独立し、そのかたわら漁場を開いて廻船業まで経営しました。 青年の名前は藤野喜兵衛といい偉大な近江商人の一人なのです。彼は当時の松前藩から絶対的な信頼を受け、漁場請負が許可され、周辺の漁場を一手に引き受けたのです。 根室、千島列島全島の漁場から鮭鱒を獲得して大阪、兵庫、下関に輸送し販売しました。 しかし喜兵衛は病にふし、帰郷し44歳の若さで亡くなりました。 その後彼の業績は代々継がれ、鮭鱒缶詰め工場として発展し「あけぼの印の缶詰」で知られるようになりました。 会館の建物は、藤野家「又十屋敷」と呼ばれ、喜兵衛の本宅でした。現在では彼 の偉大な業績を偲び、本宅を守ることから歴史資料館「豊会館」として開放され ています。当時の書院、本屋、文庫倉庫がほぼそのまま残っています。 また、彦 根城主で大老であった井伊直弼公から拝領した多くの「武具や調度品」が残って います。そのほか直弼公が来訪した時の数々の秘話を聞けば幕末当時の様子が浮 かんでくるようです。
インフォメーション
住所 | 滋賀県犬上郡豊郷町下枝56 |
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お問合せ先 | TEL:0749-35-2356 |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
定休日 | 月・火・水・木・金・日曜日 ※土曜日のみ開館 |
交通アクセス | 近江鉄道豊郷駅より徒歩20分 湖東三山スマートICより車10分 |