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高野瀬城跡

戦国のまっただなかの城

高野瀬で城を築いた高野瀬家広は、近江の守護佐々木氏(観音寺城)の名将である愛智氏が分家した一族です。高野瀬家はさらに分家し、肥田にも城を築きました。 室町中期から後期のこの地は、戦乱の嵐の中でした。当時、近江は愛知川以 南の佐々木六角氏と同じ一族の北を支配する京極氏(山東町・清滝)と二分化 し、またその後京極氏が浅井家(湖北町・小谷城)に破れると佐々木氏と高野瀬 氏は浅井家と戦いました。 ちょうど豊郷のあたりは、その境界線上にあったのです。今から約460年前、高野瀬城や肥田城は浅井軍攻撃からの防波堤となってい たのです。 しかし、その後織田信長によって両者とも亡び去ってしまったのです。今の高野瀬城は、当時をわずかに偲ぶ城跡碑と城主が町づくりに力をそそいだ天 稚彦神社の伝説が残っているにすぎません。

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住所 滋賀県犬上郡豊郷町高野瀬640
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